【珈琲ブレイ句】2017年の研究論文に、CSLが71Vol%というデータを見つけたのでメモしておきます。ジャーマン先生の教えにより実際のバインダー量は、3Vol%多めの32Vol%にしています(100-71+3=32)。このMIMフィードストックであれば、10mm寸法で、精度±3σ=0.03mm以上の高精度化が実現できる可能性があります。 使用している粉末はサンドビック社のSS17-4PH粉体(平均6.7μm、98%22μmアンダー、タップ密度不明)、粉末の写真は、球形粉末でサテライトが多少付着しているもので、現在、特別なものではありません。このレベルですと最新の国内水アトマイズ粉末の方がサテライトも少なく、おそらく安価なので有利でしよう。
《気づき》拡大率が1.20程度であれば、粉末を見直し、CSLを測定して、バインダー量を最少化すれば高精度化が実現できそうです。ただし、収縮率(拡大率、伸び尺)が変わるので現行の金型は使えなくなります。したがって、「困難上等」クラスの信念と覚悟が必要です。
参考書:MIM指南書 P68 3.3 バインダー量設計の実際『無料・MIM技術相談はこちら』MIM技術伝道士コンサルタント
