BJT方式で作られた金属AM部品がゼネラルモーターGMの車に採用された。どんな部品なのか。そこから感じたMIM-Like AMの未来についての私見。
Azoth-3D社が、BJT方式のAM(たぶんDesktopMetalかな?)を使ってGM車のために作った部品は、マニュアル車のシフトレバーの握り部分の「デザイン部品」でした。ここから感じること。
・マニュアル車なので生産数が少ない ・デザイン意匠部品であって機能部品ではない ・ザラザラした見た目が武骨だけど、逆にカッコイイ(マニュアルにこだわる頑固者にうけそう)
【珈琲ブレイク】「AMからようこそMIMへ」を唱えているのは次のような予測があるからです。それは、大量生産は、やはり金型転写を利用する工法がQCDで有利で、現実的だと考えているのです。上記の例では大量生産部品というより、プライベート部品の様相が強いと感じます。むしろ、「お客様の名前も造形しちゃいます!」というサービスに発展させれば、さらに付加価値が倍増します。MIM-Like AMの最大の利点は、金型不要の超短納期なので、その利点を生かしたビジネスモデルが主流になると感じます。それから、MIMに移行する前の試作で使うニーズ(超短納期実装機能試験)です。コンピューターシミュレーションと同期・並行させた実装試験で垂直立ち上げさせる潜在ニーズがあると思うのです。