2026年6月23日火曜日

【MIM指南書(増補・セルフ)】5.25バインダーの分離 の追加

  【MIM指南書(増補・セルフ)】 5.25 バインダーの分離 の追加

P157 題5章 MIM不良24種の原因と対策の表5.1MIM不良一覧へ「5.25 バインダーの分離 」を追加し、MIM不良25種に変更してください。

下のページを印刷して、P184とP185の間に挟んでください。。


【珈琲ブレイ句】日本のMIMメーカーによる改善事例の発表で知ったMIM不良です。バインダーが分離・偏析してポーラス状の不良になるという内容で、初めて知った不良でした。この事例をきっかけに、「分離・偏析による不良」を調査しそれらの原因と対策をまとめました。

この事例の対策は、製造条件では解決せず、最終的にバインダーの仕様を変更されていました(仕様の詳細は不明)。結局、最初のレシピの選定が重要だということです。

基本のMIMバインダー仕様は、MIM指南書P57の表3.3にまとめています。

2026年6月22日月曜日

【MIM指南書(増補・セルフ)】誤記訂正

 【MIM指南書(増補・セルフ)】 表4.6内の誤記訂正をお願いします。


P154 4.5 熱処理・表面処理の実際 表4.6 MIM部品の熱処理表面処理

誤: 黒染・黒色参加

正: 黒染・黒色酸化


【珈琲ブレイ句】MIM製SKD11(ダイス鋼)の黒染め処理で黒色にならず初品がNGになったことがあります。原因は大量のCrによる表面の不動態皮膜(酸化クロム)に阻害されて鉄の酸化反応が正常に進まなくなった可能性があります。検証をする時間が無かったのでレイデント処理に切り替えました。


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2026年6月21日日曜日

市販MIMフィードストックの拡大率と推定バインダー量

市販されているMIMフィードストックの拡大率(伸び尺)をまとめたので共有します。D2219


 【珈琲ブレイ句】
ドイツのPoly-MIM社は、すべてのお客様のニーズに対応すべく、多様な拡大率(伸び尺)を用意しています。全55材種に対し、拡大率のバリエーションは8種類に及びます。

なかでも拡大率1.216は、MIMの黎明期の名残だと思われます。この拡大率は精度±0.5%程度が限界の材料です。当時の金属粉末の品質(粉末形状、サテライト、タップ密度)が高くなかったため、バインダー量を多めに添加する必要がありました。焼結精度が悪いので今後衰退していくと思われます。

拡大率で最も種類が多いのは1.1669のグループです。これはBASF社の「Catamold-310N」と同等で、同社の量産実績精度は±0.3%を誇ります。

さらに注目すべきは、1.1515や1.1450といった、より小さな拡大率が存在することです。収縮率が抑えられていることから、これらはさらに高い寸法精度が出せることが推察できます。攻めていますね!!

関連BLOG:量産品のMIM精度を考える

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