【モヤモヤ疑問】
・タッピング密度を向上させる目的で、上面に重りを載せてタッピングしたが結果が変らなかった。
・プラスティック製の容器を使うと、一回の測定で容器内面が「曇りガラス」の様になってしまった。
【理論】
「ヤンセンの式」サイロの設計に使われている古典理論。
理論①「サイロの底の圧力は、高さに比例せず、ある高さ以上になると圧力は増えない。」理論②壁との摩擦力が大きく関係する 理論③水平方向に大きな圧力が発生する。
理論式は難しいので図やグラフを載せる。
水は深さ(高さ)hが高くなると鉛直圧力は直線的に増加するが、粉体は比例しない。
粉体の密度は底面で高く、上面では低い状態。密度が傾斜している。
(参考:構造計画研究所・設計者向けCAE/解析 情報Webサイト)
【どうすれば良いのか】
①タッピング容器は、同じ体積なら直径を大きく、高さを低くし、単位体積当たりの側面摩擦力(摩擦が作用する面積)を小さくするべし。
②容器内面の摩擦係数は少ない方がよい(表面あらさは小さい方がよい)。また、硬質なものを選ぶべし。 もし金属で作るなら、調質をして内面を鏡面にする。