パーマテック法、ウイテック法、BASF法だけでなく、VI法や同和炉の特許?と思われる記述もあります。 最下の「酸化」がこの表に入っているのが面白いところです、酸化はCIMだけかと思いきや金属粉PIMでもあるようなことが書いてあり、「低安定性の金属」とは何でしょうか?銅のMIMで酸化が重要だと聞いたことがあります。でも、一般的に脱脂で金属粉末を酸化させるとカーボンコントロールが面倒になる傾向があると思っています・・・ところで・・・ 上表は20年前の本からですが、現在この内容を超越する画期的新技術は登場していないですね。 会社のビジョンと脱脂法の長所短所を比較し、どの脱脂法にするのか決めることになります。 『オールマイティーな脱脂法は無い』のです。残念ながら・・・
【珈琲ブレイ句】
MIMの元祖パーマテックのオリジナル製造仕様では、脱脂は3工程です。
それは 表の言葉を借りれば・・・
第一脱脂:溶媒蒸気凝縮脱脂 変形させないようにやさしく脱脂
第二脱脂:溶媒浸漬脱脂 徹底的に脱脂する(骨材となる高分子樹脂を残して)
第三脱脂:浸透熱制御脱脂 真空焼結炉の中でガスを流して高分子樹脂を熱分解し放出
『徹底的に焼結前にバインダーを抜く』
『カーボンコントロールに残留バインダーは使わない』のです。大賛成!!
ただ、脱脂を3工程に分割するのは過剰品質かも、今の技術では2工程でイイですよね。