INDO-MIM社のBJT(バインダージェット)技術は、間違いなく世界トップレベルにあると感じています。今回、「なぜBJTで相対密度99%を実現できたのか」という切り口から、その驚異的な強みの理由を考察しました。
- 理由1: ガスアトマイズ粉末の内製化。ASB(Anti-Satellite
Blower)技術によるサテライトのない真球状粉末の実現。
- 理由2: マルチモーダル粉末配合による高タップ密度化。
- 理由3: 濡れ性・浸透性を向上させた最新バインダーの採用。
- 理由4: 「超音波リコーター」と「チャンバー内の温湿度・静電気管理」による、積層段階での充填率(グリーン体密度)の極限化。
- 理由5: 工具鋼の焼結におけるSSLPS(Supersolidus
Liquid Phase Sintering:超固相線液相焼結)の採用。
【珈琲ブレイ句】金属BJTの最大のネックは、微細粉末の流動性の低さです。そのため、通常はMIM用より少し大きめの粉末が使われますが、結果として焼結密度が上がりにくいという潜在的課題を抱えています。
INDO-MIMは、この課題を見事に解決しています。超音波を用いたリコート手法は、粉末の流動性を補う最善策と言えるでしょう。もちろん、粉末自体の「サラサラ感」も不可欠です。究極の技術を目指すエンジニアたちが互いに切磋琢磨する姿には、同じ技術者としてワクワクさせられます。
この知見は当然、本業のMIMにもフィードバックされています。後発でありながら、なぜ彼らが世界の頂点に立てたのか。その加速度的な技術開発力は、日本の製造業も大いに見習うべき点があるはずです。Japan Is Back!
《広告》ここで少し宣伝をさせてください。私は固体潤滑粉末を数%混ぜて流動性を向上させるBJT関連特許を持っていてます。現行のBJT装置でも効果(不良率の低減)が期待できます。 現在、社会実装に向けたパートナーを募集中です。ご興味のある方は、ぜひ弊事務所までお声掛けください。