ナノ、サブナノ、およびマイクロ粒子で構成される三峰性粉末80VOL%のフィードストックの流動性データを、2026年1月17日土曜日のキャピラリーフローに重ね比較しました(黄色)。
粉末は、アルファ酸化鉄マイクロ粉末をボールミル(with アルコール、ジルコニアビーズ)で粉砕し、粉砕紛(サブナノ粉末)とスラリー(ナノ粉末)に分け、水素還元にて二峰性粉末を製造する。その二峰性粉末25%と球状Fe粉末(5~10μm)75%を配合し、バインダー(PW75%+SA25%)と混錬して三峰性粉末フィードストックを製造する。
引用文献:“Study of solid loading of feedstock using trimodal iron powders for extrusion based additive manufacturing”、Heungseok Oh , Taehyeob Im1, Jungsuk Pyo, Jai‑sung Lee & Caroline Sunyong Lee、Scientific Reports (2023) 13:4819【珈琲ブレイ句】この三峰性粉末のフィードストック研究は、MEX用のフィードストックが目的ですがMIMにも展開できる内容です。論文では、MEXに最適な金属粉末充填率は74VOL%としています。これはノズルからの流出速度(射出速度)が、低いためではないかと推察しています。
MIM用バインダーにするためには、結合材をWAXの半分程度と置き換える必要があるので流動性は悪化し、多少グラフの傾きが小さくなると思います。しかし、MIMは高速射出なので問題なく射出成形できると思われます。
『ナノ、サブナノ、およびマイクロ粒子で構成される三峰性粉末であれば、金属粉末充填率80VOL%も可能である。』ということを気づかせてくれる素晴らしい研究論文です。
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