金属粉末を供給する方式は4種類
A)パウダーベッド方式
B)デポジション方式(溶射方式)
C)液体ジェット方式
D)MIMフィラメント積層方式
金属粉末を金属の塊にする方式は4種類
①レーザーあるいは電子ビーム溶融・焼結
②レーザー溶射
③液体ナノ金属融合
④MIM脱脂焼結法
これらの組み合わせ16種類が考えられるが
実際はかなり少なく現在6種類の装置が各社から発表されている
その事例・・・・
Aと① レーザーなら「3DSystems LASERTEC30」
電子ビームならやはり「Arcam」 東北大学にある(機械的特性も優れている)
Bと② LASERTEC65 ・Sodick-OPM350 (曲がった冷却穴を形成できる金型製造用)
Cと③ Xjet 金属粉末がナノの大きさだとかなり低温(300℃)で焼結できるらしい、信じられない!
Aと④ ヘガネス- Digital Metal ・ExOne-Sand Printing Process 《MIM代替になりうる》
D&④ The Metal X ・Desktop Metal 《MIM代替になりうる》
これらの造形物とMIMと比較してみる
【強度】MIMが良いか同等(ただしArcamのチタン合金強度はMIMより勝る)
【精度】MIMが良いか同等
【表面あらさ】MIMがたいへん良い(積層の弱点は表面あらさ)
【コスト】MIMの方が安い (大きなものは逆転する、溶接機利用のものには負ける)
【納期】3D積層のほうが短い
MIMは総合的に優位であるが、金型が必要なため納期で負ける。
結論:試作段階では「MIMフィラメントを使った3D造形技術」を使い、量産は「MIM」を使う。
最新3D金属造形技術は共存共栄すべきMIMの相棒であることがわかった。