MIMの溶媒(溶剤)脱脂法を考えてみる
①どんな溶媒があるのか
・ヘキサン
・ヘプタン
・塩化メチレン(EVAは溶けない)
・パークロエチレン
②どのように溶かすのか
・溶剤に浸漬する
・気相させて蒸し器の中で溶かし出す
③汚染される溶剤の管理
・汚れるまで循環し定期的に交換
・汚れたものは排出し新液と置換
④汚染溶剤の再生をどうするか
・専門業者へ委託
・蒸留再生させる
⑤安全問題からの選択
引火性、毒性
⑥使用しているバインダーの溶解性、溶解能力問題
⑦使用しているバインダーの膨潤問題(副作用)
⑧溶剤条件の最適化(1)
特性値:溶解量 因子:溶剤種類、抽出方法、温度、時間
⑨溶剤条件の最適化(2)
特性値:脱脂体変形量 因子:溶剤種類、抽出方法、温度、時間
⑩そもそもバインダの内訳をどうするか
結合材、滑材、可塑剤
いろいろ変数があるので大変ですね
0.マトリックス表で だいたいの方向性を決める
1.一因子の精密実験で特性値の効果傾向と因子の巾を把握
2.多因子の直行配列実験(パラメータ設計:田口メソッド)で最適化