2018年6月19日火曜日

MIMの溶媒脱脂について考える

MIMの溶媒(溶剤)脱脂法を考えてみる

①どんな溶媒があるのか
 ・ヘキサン
 ・ヘプタン
 ・塩化メチレン(EVAは溶けない)
 ・パークロエチレン
②どのように溶かすのか
 ・溶剤に浸漬する
 ・気相させて蒸し器の中で溶かし出す
③汚染される溶剤の管理
 ・汚れるまで循環し定期的に交換
 ・汚れたものは排出し新液と置換
④汚染溶剤の再生をどうするか
 ・専門業者へ委託
 ・蒸留再生させる
⑤安全問題からの選択
 引火性、毒性
⑥使用しているバインダーの溶解性、溶解能力問題
⑦使用しているバインダーの膨潤問題(副作用)
⑧溶剤条件の最適化(1)
 特性値:溶解量  因子:溶剤種類、抽出方法、温度、時間
⑨溶剤条件の最適化(2)
 特性値:脱脂体変形量  因子:溶剤種類、抽出方法、温度、時間
⑩そもそもバインダの内訳をどうするか
  結合材、滑材、可塑剤

いろいろ変数があるので大変ですね
0.マトリックス表で だいたいの方向性を決める
1.一因子の精密実験で特性値の効果傾向と因子の巾を把握
2.多因子の直行配列実験(パラメータ設計:田口メソッド)で最適化