Sinter based Metal AM(SBAM,MIM like AM)のMEX(FFF、FPF、FDM等)の3つの方式の成形材料、特徴をまとめておく。
①フィラメント・ベース(FB-MEX)(FFF,FDM):Markforged MetaL X等。最も一般的、市販デスクトップMEX-3Dプリンター装置も使える。フィラメント状材料。市販材料BASF-Ultrafuse 316L、 Filamet 、Anycubic 等。フィラメント折れ対策:Ultrafuse→約60μmポリーマースキン、Filamet 、Anycubic →低SL(バインダー量が多い→収縮率大→低精度)。予熱(アニーリング、フィラーウォーマー)が必要なものがある。
SL:(Solid Loding、粉末負荷量)
②プランジャー・ベース(PB-MEX):Desktop Metal(BMD)等。円形棒状材料。 フィラメントにする必要が無いので高SL(高精度)を実現できる。
③スクリュー・ベース(SB-MEX)(FPF):AIM3D、PolenAM等。最も汎用性が高い。ペレット状材料。SL(Solid Loding)を最大化できる(高精度化)。スクリュー回転により射出すると同時に連続可塑化。材料も連続供給。再生材(粉砕して)利用可能。
【珈琲ブレイ句】個人的には、MIM Like AMではBJTよりMEXの方を推しています。理由は、安価な市販3Dプリンターですぐに試作品を製造でき技術ノウハウを獲得し実力がついてきたら量産機を買えばよいからです。形状精度は悪いですがMIM化を前提とする試作に最適なのです。日本国内で馴染があるのは①と②ですが、実は③が一番優れているのです。高SLのペレット(MIM材料相当)が使え、射出精度が高いからです。近い将来③が上陸してくるでしょう。もしかすると国内の射出成形機メーカーで開発中かもしれません。さらに射出もスクリューの回転方式だけでなく、②+③を併せ持つプリプラ方式の3Dプリンターが海外では試行されています。Made in Japan 期待しています!