《 MIMの粉末サイズ》微細粉末である必要がある。PM(圧粉焼結)用粉末サイズより一桁以上細かいことが必要である。しかし、最適な粉末サイズについては専門家により意見が多少分かれる。例えば、45μmは十分使用可能である、対して45μmはカットすべきである、なぜなら45μm を超えるサイズの粉末を使用すると、本質的に焼結活性が欠如する。また、別の視点からMIMのブラウン強度を高めるために平均粒径を8μm未満に保つ必要がある。ジャーマン先生もMIM プロセスに最適な平均粒子サイズは 2µm ~ 8µm であることに同意している。次に欠点。微粉末を使用する場合の欠点は、取り扱いが難しいこと。 たとえば、混合中の粉末の吸入を防ぐために追加の安全対策を講じる必要がある。脱脂工程では微細粉末になればなるほど時間が掛かる。
《粉末の形状》ジャーマン先生は、射出成形プロセスで達成できる高い充填密度のため、MIM では球状粉末が広く好まれていると説明している。 また、粒子間の摩擦も減少し、不規則な形状の粒子と比較して原料の流動特性が向上する。
【珈琲ブレイク】上記内容は1990年から1998年の技術文献・海外論文の意見です。だから今は発展的に違う可能性があります。その違いを発見出来たら差別化できますね。日本製水アトマイズ粉末の進歩にそのヒントがあるかも。