MIMの密度測定の前提条件は、「内部空隙・気泡が独立して表面に開口していないこと」でしたが、空隙だらけのPM一般焼結品はどうやって密度を測定しているのか。 その一般的な方法は 同じアルキメデス法で測定しています。ひとつコツがあります。それは、「焼結体にワックスを含侵させ空隙をふさぐ」ことを行います。そうすると水が空隙・空孔から侵入しなくなります。これはアルキメデス法の計算因子である「水の密度」と、「ワックスの密度」がなんとほぼ一緒だということを利用しているのです。「水1g/cc、ワックス0.99g/cc」多少の誤差あれど「数十グラム」で計測すれば精度的には問題ないと思われます。頭がいいですね。