普通は「アルキメデス法」を使って測定します。
液体中の物体は、その物体が排除した液体の重さに等しい力を垂直上向きに受ける。これを浮力と呼ぶ。
細かい方法は省略して 正確にはかるコツを紹介します
①水中にMIMを入れる前に、アルコールで脱脂し、濡れ性をあげる
これは小さな気泡がMIMの表面に付かないコツです
②MIMを水中につるす糸(板)はできるだけ細くする
この糸(板)の浮力も誤差になるため
③測定する個数を多くする(重量を多くする)
1個の測定誤差をσとすると 2個一緒に測定すると誤差は√2分の1になります。3個なら√3分の1。
でも ものすごく小さいMIMを測定するには次の装置が必要になるようです。「ヘリウムガス式密度計」 原理はアルキメデス法ですが、二番目に軽いヘリウムを使うところが味噌だと思われます。ヘリウムはリーク検査に使うほど微小空隙を透過しますので微細な形状でも正確に測れるのだと理解しました。
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投稿から一夜明け、この装置の注意すべきことに気がつきました。もしMIMの密度が不完全で「内部と表面の空隙・空孔がつながっていた場合」このヘリウムガス式密度計だと「逆に密度は高く表示される」と思われます。内部にヘリウムガスが進入するためです。MIMの密度測定の前提は、「内部空隙が独立していること」が必要です。 2018/5/15