2020年8月17日月曜日

限界の向こう側「エリア75」


もしMIMフィードストックを1種類の球体粉末でつくると,充填最大密度(臨界粉末密度)は,面心立方格子充填の74vol%になる。次に,2種類の球状粉末の場合,その半径比が0.64のとき,充填最大密度は,少し増加し74.8vol%になる。さらに,2種類の半径比を極端に大きくしても(0.29以上)74vol%を超えることができる。これ以上は多種球充填問題になるが,この領域がMIMの臨界粉末量の極限領域であろう。

これが限界の向こう側「エリア75」である。