2022年5月29日日曜日

超小型射出成形機を比較してみた

 EPSONから縦型の超小型射出成形機が発表されたので、比較表を作った。20年前の名機であるMicrosystem50(Battenfeld社)を基準として比較する。


【珈琲ブレイ句】ザ・超小型射出成形機の名機、Microsystem50と比較すると、近年の超小型射出成形機の特徴は、すべてプリプラ方式、最大射出圧力はほぼ同じ、型締め力と射出速度が低く設定されている。確か、当時のMicrosystem50の射出はカム駆動方式なので速かった?(記憶が曖昧)。EPSONは、可塑化をディスクで行う方式なので、めちゃくちゃスリムで装置の巾が300mmです。昔は「速く大量に生産する」ことを主眼にしていましたが、今は「ラインの中に組み込んで合理的に付加価値を加えながら生産する」へ要求がシフトしていることがわかります。また、装置あるいは金型が竪型であれば、インサート成形やロボットによるハンドリングも容易になります。超小物MIMをやるならこの日本製の成形機、かなりいいかも。

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