2025年5月5日月曜日

MEX方式のUSA情報をまとめた

 

【珈琲ブレイ句】金属MEXをまとめて気づいたこと4つ。

①3Dプリンター造形機は高嶺の華の専用機セットと手の届くOPEN機に分けられます。ただし、OPEN機で造形したものを完全に金属にするためには、後工程の脱脂装置と二次脱脂・焼結炉を準備する必要があります。あるいは、専門業者に依頼する必要があります。

②高嶺の華の造形機は、サポートとの境界面にセラミック剥離層を2色造形する方式なので、焼結後のサポートの分離が容易です。(∵セラミックと金属は拡散接合しない)

高嶺の華のセットには、溶媒脱脂装置を選択することできます。やはり、64Tiなどのカーボンコントロールが厳密に必要な材種では溶媒脱脂(一次脱脂)が必要になるようです。FilametでもPMMAなどの膨潤する樹脂が配合されていなければ溶媒脱脂ができる可能性はありますが未確認です。

材料費は、ロッド(棒材)が一番安価です。相対的にフィラメントにする製造コストの方が高いということでしょうか?

《蛇足:独り言》国内で購入すると、Ultrafuse17-4PHは、25,300円/kg(© 3DFS id.arts)なのでUSAで購入するより少し割高(仕方がない)です。国内唯一の第一セラモ製フィラメントに期待しましょう。さらに、第一セラモではペレットのMEXも扱っているので材料費はさらに安価になる可能性がありそうです。頑張れMade in Japan!!