2022年4月12日火曜日

R社の触媒脱脂用フィードストックからの妄想

 米国Ryer社の700種を超えるMIMフィードストックの中に、BASF法相当のものがある。カタログでは金型温度60℃と一般MIMフィードストックの金型温度の上限レベルで、オリジナル90~100℃より低くく、温調に水(湯)が使える。なにが違うのか

・・ここから妄想・・・・使用しているPOMが違う。超流動性POMを使用している。そのため射出温度を下げることができる。さらに流動性が高いので金型温度も下げることができる。

【珈琲ブレイ句】国内樹脂メーカー(A社)のPOMに驚異的な超流動性POMが存在するので、相当材を使って改良開発した可能性があるな~と妄想しました。某大学での実験アシスタント時代、このPOMを使って混錬をしたことがありますが、高流動に感動した実感はありませんでした。しかし今思えば誤認だったのです。なぜなら、その混錬は通常のMIMフィードストックの仲間だったので、潤滑剤を多量に入れたのです。そのためPOMの超流動性が目立たなかったマスキング効果があったのです。つまり、POMが約90%を占める触媒脱脂系であれば話は別です。これがRyer社の改善のネタだった可能性があるのです。よかったらどなたか、この妄想をお試しあれ。

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