MIMフィードストックの粉末量を最大化することが品質・精度を向上させるためにはマストである。最大粉末量(CSL,CPVP)は実験*1により求めることができる。しかし、この最大粉末量でフィードストックをつくると粘度が無限大となるのでシリンダーがロックし成形することはできない。そのため実際の粉末量は最大粉末量より若干少なく設計される。しかし「若干少なく」とはどのくらいが良いのか? その根拠を探るためグラフを作成し考察する。
《結論》相対粘度が1000となる相対粉末量を採用する。(私見です)
相対粉末量=粉末量/最大粉末量(%)、相対粘度(log10)=粘度/粉末がゼロのときの粘度(%)
リンク:バインダー量を決める最大粉末量(CSL,CPVP)とは
【珈琲ブレイ句】このグラフは指数2,係数1として作図しました。ジャーマン先生の教えでは、最大粉末量CSLが異なるフィードストック(実験では55~76vol%)でもこのグラフ上に載るのです。「相対の世界」なのでそうなるのでしょう。実におもしろい。