2023年2月10日金曜日

相対粉末量と相対粘度について深堀する

 MIMフィードストックの粉末量を最大化することが品質・精度を向上させるためにはマストである。最大粉末量(CSL,CPVP)は実験*1により求めることができる。しかし、この最大粉末量でフィードストックをつくると粘度が無限大となるのでシリンダーがロックし成形することはできない。そのため実際の粉末量は最大粉末量より若干少なく設計される。しかし「若干少なく」とはどのくらいが良いのか? その根拠を探るためグラフを作成し考察する。



《結論》相対粘度が1000となる相対粉末量を採用する。(私見です)

相対粉末量=粉末量/最大粉末量(%)、相対粘度(log10)=粘度/粉末がゼロのときの粘度(%)

リンク:バインダー量を決める最大粉末量(CSL,CPVP)とは

【珈琲ブレイ句】このグラフは指数2,係数1として作図しました。ジャーマン先生の教えでは、最大粉末量CSLが異なるフィードストック(実験では55~76vol%)でもこのグラフ上に載るのです。「相対の世界」なのでそうなるのでしょう。実におもしろい。

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