【珈琲ブレイ句】MEX方式のMetal AMをチェックしました。まず、”Metal X”は、巻き線フィラメントを使うFFF方式です。基本である積層、溶媒脱脂、焼結を行っているので機械的性質が重要な工具鋼やINCO625などの機能材料でMIM相当の強度・品質を確保していることを、データで確認できました。さらに国内のFASOTEC社で受託造形サービスを受けることができるので体験しやすくなりました。次に双璧の”Desk Top Metal”は、棒状フィラメントを使うFFF方式です。こちらも基本の積層、溶媒脱脂、焼結を行いますが、今は、溶媒脱脂工程を省略(3STD法)する国内戦略へ方向転換中のようです。溶媒脱脂装置を不要とする3STD法は魅力的ですが、工具鋼やINCO625の機械的性質やC%分析のデータは確認したいところです。最後に日本のS-Lab社でペレットを使うFPF方式のMetal AM装置を観たかったのですが、この装置は展示されていませんでした。ペレットで造形できれば断トツで差別化できるんですけど、残念です。
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