【珈琲ブレイ句】MIMは、金型のスライドコアで成形できない中空部品を作ることができます。方法は２つ。 ①複数部品を組み立てて拡散接合で一体化する方法。②中子を使って二重成形し、中子を一次脱脂（水、触媒）あるいは二次脱脂（加熱）で消失させて焼結する方法です。
今回は、②の中子を使う中空MIMに関する最新の公開情報と特許情報を再調査し年代の古い順番に並べてみました。
1977 日本楽器製造（特許）粉末冶金PM＋CIP→焼結
1989 マツダ（特許、焼結カム）
1989 住重テクノセンター（特許）
1991 オリンパス光学（特許）
1991 セイコーエプソ（特許）
1992 住友重機械工業（特許）
1992 小松製作所（特許）
1995 北川鉄工所（特許）
1995 東洋機械金属（特許）
1997 西原章夫（特許、リニアガイド）
1998 オリンパス（特許）
1998 インジェックス（特許）
1999 太盛工業（特許有効）
2010 清水製作所（特許）
2010 Megamet Solid Metals社（MIM2010会議発表、インペラ、触媒脱脂）
2010 BASF（触媒脱脂）
2011 IHI（特許）
2012 キャステム（特許有効、フィラー添加）
2013 浜松メタルワークス（旧テイボー、世界PM2024発表、水脱脂）
2020 積水化学（特許有効、中子用PVA、水脱脂）
2021 第一セラモ（特許有効、３Dプリンタ中子）
【中子材質】水脱脂：ポリビニルアルコール（PVA）、ポリアクリルアミド（polyacrylamide）、ポリアクリル酸（PAA）他、 加熱脱脂：アクリル（PMMA）他、 触媒脱脂：ポリアセタール（POM）
関連BLOG：中子を利用するMIMの特許を調べた（2020）