方法は「手作りタッピング装置で測る」である。駆動は手動であるがタッピング500回くらいなら5分間もあれば測定は完了する。
そこで気が付いたこと・・・
①測定する粉末量mが多いほどTDは大きくなる。(でも上限がある、ヤンセンの式)
②一番驚いたのは、古い在庫粉末を「真空加熱乾燥200℃」したら、TDが大幅に向上した。
③タッピング高さHが大きいとTDは大きくなる。
タッピングは位置エネルギーなので mgH に比例すると思われる。
①と③の実感と一致する。
結論:
臨界粉末量を設計するときは、メーカー発表のTDだけでなく、別の統一したものさしで検証し技術を標準化したほうがよい。
在庫品は、管理が悪いと吸湿している可能性があるので真空乾燥させてから、TD測定する方がよい。
《珈琲ぶれい句》
200℃にした理由は「適当」である。H2O(水分)を蒸発させるだけでなく、水素も除去できるかな?という程度の理由である。
乾燥前後の重量減を測定した結果:重量減=0.0009% 予想以上に微量でした。それでも粉体性状(粉体流動性)は大きく改善されるのです。