2020年1月15日水曜日

臨界粉末量「Critical Solids Loading」を知る方法

【珈琲ブレイ句】臨界粉末量「Critical Solids Loading」の定義を復習しておきます。「粒子が外圧なしでできるだけ密に充填され、粒子間の全空間がバインダ―で充填される組成である状態」の金属粉末量です。

私が薦める方法は、「ラボプラストミルを使った混錬トルク法*1」で調べる方法です。それも金属粉末にバインダーを加えていく方法が、クリティカル値(最大値)を発見しやすいです。ある大手フィードストックメーカーもこの混錬トルク法で臨界粉末量(バインダー量)を決めているという記事がありました流石です。

でも、ラボプラストミルを保有していない場合はどうするか、ひとつの方法はグリーン体の密度を測定する方法*2です。さらに、CSLはタップ密度と比表面積の回帰直線で近似させる*3ことができるので、暫定実験で採用することができます。

*1、2、3の詳細は、MIM指南書 3.3.3 CSL測定法に載せています。