2020年1月18日土曜日

2回造粒したMIMフィードストックの方が品質が安定する

この論文では評価特性値を変動係数CV*1とし、造粒1回目と2回目、3回目それぞれで成形した試験片で評価している。

【結論】
再造粒を行うと品質(焼結密度、重量減:収縮率)が安定する。2目と3回目の差が小さいので、一回だけ再造粒するのがよい。
「マイクロ射出成形における原料ペレットの均質性とその評価 粉体粉末冶金51-6-2004-6 P435 長田ら」

再生材と新材を混ぜてリユースするMIMメーカーがあるが、目的はこの品質安定だと思われる。

【珈琲ブレイ句】
*1:CV=標準偏差÷平均値  学会論文でバラツキの評価が出てきているのは素晴らしいことです。 
この論文は「混錬時間を長くすれば品質が安定する」ということを示唆していますね。


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