バインダーの構成材料は、POM、SA、PW、EVA、PEである。これだけ見ればSS系バインダーであるが、一次脱脂がなんと硝酸触媒脱脂でPOMを除去し、二次脱脂・焼結をSingle-Step焼結炉で行っている。なんでこうなったのか、必然か偶然か、意図的なのか設備インフラの結果なのか、意図的であれば実に面白い。この研究はTi合金の研究であるので、もしかすると、この脱脂方法にした方が活性金属であるTi合金の機械的性質が向上するのかもしれない。
PIM International 2019.12 vol.13 No.4 P36