2020年6月18日木曜日

AM3Dプリンターの世界市場


「AMの市場規模?」先日質問をいただいた。MIMじゃないので答えられなかった。そこで少しネット情報を調べてみた。いろんなデータで散布図を描くと、年15%程度の急成長市場であることがわかった。


2019年のかなり信頼性の高い?情報より、実績100110億ドルの国別順位は、1位ドイツ12.8億ドル、アメリカ12.3億ドル、中国10.5億ドルと続き、日本は7位の3.5億ドルで「3.5%」である。さらに他の機関予測から、2020年予測値の構成比率を読み取ると、AM全体に占める業態比率がわかる。それは、サービス40%、「ハード35%」、材料18%、ソフト7%である。

それでは「来年2021年度の、AMの国内焼結炉市場規模を妄想してみよう。

 2021年度の散布図値を読み取り、上記の推定値を掛け合わせると、2021年度の国内AM関連のハード市場が推定できる。それは、2億ドル(国内のAMハード200億円)である。 しかし、統計はAM装置(工法)の全体であるので、樹脂の積層(粉体、光硬化、フィラメント積層)、金属粉末溶融積層(電子ビーム、レーザー)さらに、MIM粉末の積層(溶融、バインダージェット)のすべてを含んでいる数字である。 ここからが、どんぶり推定になるが・・・・
AMからようこそMIMへ」に関係する部分だけを抜き取り・・・
MIM粉末積層のハードが30%として、その内訳(プリンター、脱脂、焼結)の焼結炉を50%と仮定すると次の値が出てくる。

《妄想の結果》
2021年度の、AMに関連する焼結炉の国内市場予測は30億円。
注意:推定×推定×どんぶり推定×どんぶり推定なので信頼性は低い。


【珈琲ブレイ句】
 焼結炉は、AMに飽きたころMIMに展開していただくためにも、機能のバージョンアップができるようになるといいですね。ポイントは二つ。高真空度化オプション(油拡散ポンプ)と、バインダー・ワックストラップの強化です。
 AMAZONで3万円の3Dプリンターも売られている。3Dプリンターが一般家庭へ導入されていけば、心のハードルも下がる。次は、品質の良い工業用3Dプリンターへとつながっていく。

 『AMからようこそMIMへ』 
 新技術の波が、くるぶしまで満ちてきている。

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