2020年12月26日土曜日

MIMフィードストックに求められる成形性とは

 MIMフィードストックに求められる成形性を左右する特性を考える。

《モジュラス》高い方が、歪を回復する力は高いので保圧後の冷却収縮における、金型転写性が高くなる。

《粘度》低い方が成形しやすい。低温で成形できる。10^4poise以下。

《温度感応》温度に対する粘度変化は大きい方が成形で有利。可塑化&凝固をコントロールしやすい。

《擬塑性》射出速度を高くすると粘度が下がる。シェアシンニング性。


【珈琲ブレイ句】MIMが成形しやすいフィードストックを開発するためには何を指標にすればよいのか迷うところです。しかし、最近「そんなの関係ない」と考えるようになっている自分に気が付くのです。その原因は、ほぼポリマーだけのBASFフィードストック材料で、量産が行われているためです。強者(つわもの)のBASFフィードストックと比較すれば、一般のMIMフィードストックは、みんな同じ範囲の仲間と考えられるのです。多少の成形性の違いは、成形技術で簡単にカバーできるのです。

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