MEX用金属フィラメントの横綱はBASFのUltrafuse316LXである。このフィラメントの粉末量SL(Solid Lording)がどのくらいなのか推定した。
《前提条件》収縮率カタログ値=16.5%(XY方向)、推定相対焼結密度=93-96%、ポリマースキン約60μmを無視する。
《結果》推定粉末量SL=53~55VOL% (あくまで推定です)
【珈琲ブレイ句】MEX用FFFの中では構成金属粉末量は多めです。しかしMIMと比較すると少なめ(バインダー多め)ですね。最近のMIMではSL=65VOL%超えは当たり前なのでFFFも頑張ってもらいたいものです。またZ方向では、さらに収縮率が大きくなり、20.5%という数字ですが、これは「スランプ変形」だと思われます。精度は多少悪くても、フィラメントとしての取り扱いが容易で折れることがないのでBASFのUltrafuse316LXはMEX入門用としては「MIM Like AMフィラメントの横綱」であることに間違いありません。