「MIM規格の祖MPIF Standard35」の更新で何が変わったのか?
MIM-17-4PH(SUS630)(November 2022 Release)
《更新箇所》耐食性(g/dm2/day,硫酸)
更新前:<0.005 更新後:0.040
【珈琲ブレイ句】更新前はMIM-316Lと同じレベルの防錆力という評価でしたが、「少しは錆びるよ」という内容に更新されています。これは私の実体験とも合致するので合点が行きます。やっぱり「MIM規格の祖MPIF Standard35」は、謙虚で自己研鑽を続け更新も速い先導者ですね。頼もしい。
この更新にいたる主犯は残留炭素だとおもわれます。そもそもSUS630は316L(LowCabon)の様なC0.03%以下の規格ではないのです。炭素がSUS630の上限0.07%近傍では錆びやすい・・・と理解しました。