【珈琲ブレイ句】たいへん多い質問「ロストワックスとMIMのどちら向きの部品だと思いますか?」に対する回答を図解しました。MIM(金属粉末射出成形)とLW(ロストワックス)のどちらで採用されたか、MIMとLW両方の見積を提案し続けて学んだ経験則を「選定境界線」として作図してみました。ロット>1000、横軸は重量log(g)縦軸がコストlog(円)です。メモリはザックリとlogにしています。(例:メモリ1は、10^1なので10。メモリ2は100です。)
◆数十グラムの小物では、相対的に精度が高いMIMのコストが安価になり採用されることが多い。◆それを超える重量では、MIMと同等精度になるよう二次加工を追加したLWの方が相対的に安価になり採用されることが多い。◆高価な数ミクロンの微細粉末を使うマイクロMIMは、それらと独立した付加価値をもち、逆の傾向を示す。上図は、ロット>1000を想定しています。数十個~百個の小ロットだと金型を内製しているJ社やC社等が有利になります。あるいは、Metal AMのMEX,BJTつまり、SBAM(MIM-Like AM)の利用が考えられます。
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