2019年2月24日日曜日

MIMには「粉末冶金であることのメリット」がある

水に溶かせる塩の量には限界がある、水1リットルで塩約360gまで
沸騰させると塩約400gが溶ける。でも冷ますと塩が結晶(40g分)になる。
同様に、金属を「溶かして合金を作る」ときも「偏析」「凝固粒界」など合金成分がそのまま均等に溶けて固まってくれない。

でも粉末冶金であれば、粉末を計画通り調合し拡散焼結させれば合金が創れる。
MIMは粉末冶金であるので、その合金設計の自由度はたいへん大きい。

MIMの材料には2種類ある。
合金粉末を使う方法(初めから目的の材料成分になっている粉末)
混合粉末を使う方法(目的の成分になるように多種粉末を調合する)