バインダージェット方式の金属粉末AM装置では、「多層造形」により大量生産を目指す装置が登場している。一個当たりのコストがMIM相当だとするものもある。しかしFDM方式は単品造形が主流であった。ところが最近、FDM方式(FFF,MEX)で大量に造形する装置が登場している。
その装置は「AMCELL」である。スペインのメーカーTriditive社が開発したものでBASFのフィラメントUltrafuse316LXを使用し24時間稼働を実現させることがコンセプトで月産1万個を狙っている。下記YouTubeで観ることができる。
【珈琲ブレイ句】FDM積層品を高速・高精度で造形するために、なんと「パラレルリンク方式のロボットアームが採用されています!!」それも8台が黙々と造形しています。寡黙でカッコイイ!! 予備の材料は装置内に最大各10Kg装備して24時間連続で造形できるようです。金属フィラメントだけでなく樹脂(PA12、ABS等)の造形もできる仕様です。金属フィラメントと樹脂フィラメントそれぞれのプラットフォーム温度を個別に管理できるのでしょう。 FDM押しとしてはFDMに頑張ってもらいたい・応援しています。