Desk Top Metalのバインダージェットによる3D積層装置専用の「6061アルミ粉末」が発表された。機械的性質は、鍛造6061と同等で伸びも10%を叩き出しているそうだ。アルミの焼結は難しい。なぜAMで成功したのか。その鍵は4つであることが読み解ける。1)粉末粒子にコーティングしている。 2)粉末と焼結助剤を混合させている。3)バインダーにナノの超微細粉末を配合している。 4)あるいは 鉛、スズ、マグネシウムを配合する。具体的に何をコーティングしているのか、焼結助剤は何か、焼結助剤が鉛、スズ、マグネシウムのことなのかは不明。
なるほど関連ブログはこちらで復習できる・・・
1)粉末粒子にコーティング(リコーさんの) 2&4)焼結助剤にマグネシウムでアルミナ層破壊還元 3)ナノ粉末と三峰分布配合の効果
【珈琲ブレイ句】コーティングの目的は、発火防止の安全性向上かもしれません、リコーさん方式ですね。この粉末はDesktop Metal社とUniformity Labs社の独占コラボ開発なので、一般MIM用に粉末だけの購入は当分できないと思われます。 話しは変わりますが、金属の市場要求の4位がアルミだそうです。このブログの閲覧数でも3番目が「アルミのMIMは存在しないのか?」です。このアルミ粉末や夢のアルミ・スカンジウムAl-Sc粉末に関して継続して情報収集し紹介していきます。