2022年7月13日水曜日

バインダー量と伸び尺の関係

 バインダー量(Vol%)と伸び尺(OSF:Oversize Shrinkage Factor)の公開データを見つけたので、グラフ化し備忘録としてここに記録する。参考文献:Powder Injection Moulding International Magazin Vol.16 No.2 P97


【珈琲ブレイ句】ワイドレンジで収縮率のデータが公開されることはめったに無いので、たいへん貴重なデータです。ただ残念なのは、焼結密度の記載がないので実務には直接使えませんが、バインダー設計の参考にはなります。さらに、いくつかの気づきが得られます。バインダー量が、極限まで少ない30Vol%の実績データが存在すること。また、私の経験値よりこのグラフの値は、焼結体密度は低めの傾向であることが読み取れること。近似式は、Y=7×10^-5×X^2+0.0012×X+1.0267 ですが、あくまで参考値として使ってください。Y=伸び尺、X=バインダー量(vol%、体積%)

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