2018年1月7日日曜日

要求公差:MIMができること二次加工に頼ること

要求公差に対して「MIMができること」「二次加工に頼ること」
そのだいたいの目安です
IT11等級より低い:MIMの素材公差そのまま
IT9~10:サイジング仕上げ
IT7~IT9:機械加工

オスねじはMIMで形成できる(ただし精度を期待しないこ、PL部を面で逃がす)
メスねじは機械加工・タップ加工(技術的には形成可能ですが金型が高価)

平面度:最大長さ×0.6% (サイジングで1桁下%の公差は可能)
最小肉厚:0.8mm(ただし部分的であれば0.3mm可能)

サイジングとは:サイジング用金型で焼結体をプレスして金型形状を転写させること。MIM材は、ほとんどスプリングバックしないのでサイジングによる転写性が大変良いです。しかし、SUS630はスプリングバックが大きいのでサイジングが難しく要注意です。

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