2019年8月11日日曜日

パージ剤を混錬機に使ってみた

小さな実験用混錬機の洗浄にパージ剤を使ってみた。
パージ剤(ペレット)が溶解していく様を、実際に目視観察したのは初めてである。
混錬機でパージ剤を使うのも初めて・・・

《気づき》
・溶けてもべとべとせず、混錬機内部・翼表面に付着することがない
・溶けると発泡するので内圧が上がり掻き出し力が増強される
・混錬回転を逆転すると、サザエの身が抜けるように、するっとパージ剤がとれる
・パージ剤のまとまりが強いので、混錬機内部の残留が少ない


パージ剤とは、射出成型機の材料替えのために、シリンダー内部を洗浄するもの。化学的(界面活性剤)&物理的(フィラー含有もある、発泡するものもある)に掃除をしてくれる。

【珈琲ブレイ句】
先日、無機フィラー入りのバージ剤を試してみた。無機フィラーとはたぶんアルミナ粉末だろう。この研磨剤で汚れを磨きとってくれるようだが、パサパサな感じで一体感が少なかった。混錬機内部の隅にパージ剤が残るので、最後に従来のパージ剤(フィラーなし)で仕上げた。すると逆回転でスルッと取れた。このパージ剤の一体感が気持ちいい。