最近、Metal AM(BJTとFDM)を使った新鋭部品メーカーであるFreeFORM Technologies社(以下FFT社)が、新たにMIM生産設備(射出成形機等)を増設した。その理由を妄想する。
FFT社のビジネスターゲットは3つ ①製品開発初期段階の試作品 ②生産数の少ないレア製品、短ライフサイクル品 ③低開発予算、金型初期投資困難な案件
FFT社のビジネスコンセプト・ワード 『即納』『クイックレスポンス』『1個から試作が可能』『オンデマンド印刷』『客先在庫ゼロ』『MPIF-35のMIM品質』『初期投資ゼロ』
FFT社が遭遇した新たな課題 「数量が多くなったとき、量産化したときにお客様が消える。リピートがなくなる」
FFT社の対策 MIM設備を自社に導入して、MIMメーカーへ鞍替えする顧客の流出を阻止し受注を継続させる。
【珈琲ブレイ句】Free FORM Technologies社がMIM設備を導入した理由がこの妄想通りであれば、MIMメーカーがMetalAM(MIM-Like AM)を始める方が、相対的にパワーがありますよね。金型で形成できる部品であれば、生産量が月1000個を超えると、コストと品質でMIMに軍配があがるということを示唆しているのです。
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