Indo-MIMの垂直統合戦略が素晴らしいのでまとめておきます。
①「MIMだけじゃなく削り出しで高付加価値品も作る」
材料証明・品質保証(NADCAP等)のハードルが高い航空宇宙関連の部品を受注するために、「航空宇宙・精密機械加工事業部」を立ち上げています。NADCAP認証やISO 13485を取得し、航空宇宙分野や医療分野へ進出しています。
②「Indo-MIMに頼めば何とかしてくれる」
MIMと精密機械加工事業部の両方を活かした補完関係により、あらゆる「要求仕様・数量・予算」に対して最善のソリューションを提示できます。窓口を広く取ることで、金属加工業としての差別化を図っています。
「安全第一の重要構造部材や大型部品、小ロット品には精密削り出し加工が適しており、複雑・小型で一定の数量が出ている機構部材にはMIM+精密後加工が非常に有効である」という、適材適所の役割分担を確立しています。
③「生産体制は基本と最先端の融合」
リーン生産方式(トヨタ生産方式)、品質管理(TQC)、工程FMEAを徹底。精密機械加工事業部では、OEEを活用したスマートファクトリーシステムを構築し、工具の履歴管理まで高度にデジタル化しています。
【珈琲ブレイ句】 INDO-MIMの成長とポジショニングを見ると、優れた技術力に加え、マーケティングや事業構造の組み立て(営業戦略)が非常に緻密で洗練されています。グローバルで存在感を増す強力なライバルですが、現場の愚直なカイゼン精神や細やかな品質追求は、日本メーカーが得意とする領域そのものです。この戦略的アプローチを参考にしつつ、強みを再定義して立ち向かいたいですね。
ちなみに、工作機械は、森精機の多軸マシニング、大隈の多軸複合加工機が並んでいます。