2026年10月25日日曜日

MIM相当の精密積層部品(PureForm™)

近年、米国Greene Group Industries(GGI)は、従来のMIM/CIMに独自の高精度金属AMを加え、高精度部品の受託製造で米国市場をリードするサプライヤーになっています。

その高精度金属AMとは、2024年に買収したHolo社の高精度金属3Dプリント技術(PureForm™テクノロジー)です。この技術について概要を共有します。 

《方式》DLP方式、液槽内の金属粉末(MIM用の微粉末)と光硬化性樹脂バインダー(フォトポリマー)を混合したスラリーに対して、下面光源により層ごとに露光して立体形状(グリーン体)を高速造形する方式。その後、通常のMIMと同じ焼結炉で脱脂・焼結する。

ことば:DLP(Direct Light Processing / Digital Light Processing)、VPP(Vat Photopolymerization)



参考: PIM International 2024夏号 Vol.18 No.2 P106 図24より

 

《最小分解能》0.1mm  《造形精度》±0.05mm  

《表面粗さ》:Ra1.5μm  《収縮率》18~20%  

《粉末配合量》55~60vol%

 【珈琲ブレイ句】GGIではPureForm™を、MIM相当の精密積層部品(Precision MIM-like parts)と呼んでいる通り、精度・表面粗さはMIMに匹敵します。MIM相当のスラリーの粉末配合量55~60vol%が、それを裏付けています。 小さいものであれば、金属AM(Sinter based Metal AM)のトップクラスの技術で間違いないですね。 一方、大きなものなら上面光源式のINCUSの方が有利かもしれません。適材適所。