2018年2月14日水曜日

真空度を得るための真空ポンプと真空計

MIMの焼結炉(バッチ炉)は大きく2種類
①MBまで2点セットのもの
②DPまで3点セットのもの
一般材料は①で十分ですが、チタン合金(活性金属)を作るなら②(一般品で②を使っているところもある・・・・)

【真空ポンプとその真空度の目安】
その真空度を測る真空計はつぎのとおり
1×10^-1Pa
 RP:ロータリーポンプ / ブルドン管真空計
1×10^-2Pa 
 MB:メカニカルブースター / ピラニ真空計
1×10^-3Pa
 DP:油拡散ポンプ / 電離真空計

注意:高真空のためにはこれらの真空ポンプを直列にし順番に低真空から始動のバトンを渡していきます。

他に 連続式脱脂・焼結炉を使っているメーカーもあります。この炉はガスで還元を管理する方式(雰囲気炉)で、高炭素鋼は難しいようです。

2018年2月13日火曜日

ATMIXの超高密度MIM カタログを手に入れた

カタログを入手した

超高密度MIMのラインナップ5種
SUS630/SUS420J2/SKH40/SUS316L/ASTM F75
すべてJIS規格の機械的性質を満足している
また、高品位鏡面MIMとして3種
SUS316L/SUS445J2(Niレス)/Ti-6Al-4V
こちらもJIS規格の機械的性質を満足している
これらはSEIKOの腕時計用に開発されたものと推察される

Ti合金が入っているので高真空の焼結炉を使っていると思われる
高真空レベル(油拡散ポンプの世界)

SUS316Lの組織写真には空隙がまったくない。すばらしい。
あとは値段がどのくらいするのか・・・・

【追伸】
聞いてみたら、粉末の外販は、今は考えていないということでした。
グループ内の製品(SEIKO腕時計)には使っていると思われます。
【追伸2】
先日見本市でメーカーの技術の方に聞いたところ、超高密度MIMはもうやめた?モードで苦しそうに話されていました。 収率が悪いらしい。 また、腕に付けたお気に入りのアストロンを見せ、このボディに使ってますよね?・・・答えは「NO」でした。普通に鍛造品のようです、残念。6/22


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2018年2月5日月曜日

ATMIXの超高密度MIM

ATMIXの超高密度MIMは99.5%の相対密度を達成するそうだ。
メーカーHP記載の特徴は


当社独自の原料粉末開発製造・MIM焼結技術により、
従来MIMでは得られなかった高焼結密度を実現。
・焼結密度99.5%以上を達成。
・難加工材も高密度でニアネットに。
・機械的特性の向上・HIPレス化の期待。

つまり
①粉末が一般と異なる
②焼結方法が異なる
③HIPは行っていない
ということから類推すると・・

『一般粉末に微細粉末(3~5μm)を混ぜてタップ密度を向上させ還元反応(高真空化 or H2)を完全に起こさせ粉末表面の酸素を除去し焼結温度の上昇速度を遅めにし、もしかすると少し加圧しながら焼結する』
以上仮説(妄想?)でした。

エプソンアトミックスは開発スピードが速く日本が誇るMIM粉末&MIM製品メーカーです。粉末とMIM両方やっているのは強みですね。