【溶媒脱脂】
課題:引火性溶剤の安全管理が必要。引火しない溶媒の廃液・再処理問題。
対策:装置の密閉化、局所排気、防爆仕様、安全管理者による教育・管理。沸点が低い溶媒であれば自家製装置で蒸留再生ができる。
【加熱脱脂、触媒脱脂】
課題:脱脂で揮散するバインダーガスの安全管理。特にPOM分解ガスはホルムアルデヒドである。
対策:排気ガスの完全燃焼。
《珈琲ブレイ句》
他に水脱脂バインダーがあります。これであれば上記問題がかなり低減されます。とにかく水なので安全です。しかし完璧ではなく少し問題があります。それは「廃液処理」。そのまま下水に流せません。それから水なので「錆びる粉末」には相性があいません。でもクリーンなイメージの研究事例では、チタン合金に広く使われています。いずれにしてもこれらのネガティブ事象は、技術でポジティブ変換できます。そして必ず実施して管理を維持すればなんら問題にならないのです。課題を知り適切な対応をすること。