混錬は、剪断の繰り返しであるので高分子の鎖が切れることはあるが、観ている短時間(分単位でわかる程)で、直線的に混錬トルクが減少していくのである。この原因はなんであろうか・・。
仮説がたった。
それは『PPのラジカル連鎖反応による粘度の劣化』だ。たぶん。
これが原因であれば、この連鎖反応の対策は、「発生を止める一次酸化防止剤」あるいは「成長の連鎖を止める二次酸化防止剤」を添加すること。(あくまでも仮説で、検証していません)
とはいっても、初めから粘度低下が少ないPPは、樹脂メーカーが用意しているはずなので専門家へ相談して購入すべし。高分子の選定基準は、分子量の違いだけではないようだ。