金型業界のエジソンと呼ばれる竹内宏さんが発明した小型射出成形機C.MOBILE*1がある。そして、その技術を使ったMEX機(FPF)が国内から発表された。まだ試作機であるが自社内でバグをつぶしてから市販化する計画のようだ。
【珈琲ブレイ句】10数年程前、私が見本市でこの成形機と出会ったとき、個人的に一台購入したいと思うほど、可愛くて魅力的な作品でした。ユニークなところを3つ挙げると、可塑化らせん円板(フラットスクリュー)、ホットランナー標準装備、マイクロプローブです。また、「AM付加製造」という言葉が無い時代から、小型射出成形機をマシニングセンターに取り付けて、3D樹脂造形した後に機械加工を行う「RP:Rapid Prototyping」の提案「P-Process」も当時からされていました。竹内さんは新興セルビック(現在:エプソンテックフオルム)の社長をされていた方で、その間100件の特許出願をしています。そして、いまMetal AMのMEXでまた脚光を浴びることになりました。お洒落な発明品はやっぱり優れているのです。
*1 最新機2024:「横型射出成形機AE-M3/M10」byエプソンテックフオルム
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