ヒーター加熱されたバレル(シリンダー)とスクリューで可塑化する構造の射出成形機であれば、混錬もおこなっている。スクリューの機能は、3つのゾーンがあり。①材料を受けてヒーターのある箇所まで移送する供給ゾーン ②ヒーターからの伝熱および剪断熱で材料を可塑化(溶かす)し、空気を供給側に押し出す可塑化・圧縮ゾーン、さらに予備混錬も行う。 ③完全に可塑化された材料を最終混錬し、射出のための計量を行うゾーンになる。このゾーンのスクリューは混錬性を強化するためのいろいろな形状が提案されている。
③を「計量ゾーン」と解説している資料が多いですが、機能的には「混錬」と「計量」の2つが存在している。
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