2022年9月29日木曜日

圧縮成形はMIMに使えるのか?

 圧縮成形(コンプレッション成形)とは、熱硬化系樹脂やゴム等を加熱と加圧で金型キャビティ形状を転写させる成形である。最大のメリットは金型費が安い、油圧プレス機で成形できる、金属部品のインサート成形もできるところ。デメリットは、一方向加圧なので複雑な形状が難しい、バリが出やすい、サイクルタイムが長いところ。

【珈琲ブレイ句】圧縮成形はMIMに使えるのか? 結論、MIM成形に使っていました。それは、MIM材料開発の予備実験として少量の粉砕材料で円板状の試験片を造っていました。初め、検査部門の粉末試料成形機を借りていましたが、いつでも自由に使えるように加熱・加圧装置を自作しました。MIMフィードストックは熱可塑性なので圧縮成形後に保圧を掛けながらの長時間冷却が必要なのが難点ですが、ちょこっと試作品を作るのにたいへん重宝しました。

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