2019年9月13日金曜日

粉塵爆発について学んだあらたな3つのこと

先日の粉末冶金講習会(PMMIMの二部構成)で、PMの先生から学んだ。

①自分で燃焼テストを行って判断することができるらしい
 小型ガス炎着火試験(30°に傾ける)で、10秒以内に着火しなければ、普通倉庫での保管ができる。
②粉塵爆発しやすい金属
 危ないグループ順:「ZrMgAlZn」「TiSiFe
③一番危険な発火源は、「集塵機」で、特に、その「バグフィルター(bag filter)」で発火する。爆発が起こると爆風が配管をとおり、連鎖爆発が発生する。

MIM工場を想定すると、一番危険なのは、やはり「混錬工程」である。

設備管理、日常点検が重要。「安全がすべてに優先する」◆


日本粉体工業技術協会規格APS002-1991『粉じん爆発性試験方法』

2019年9月3日火曜日

理想的なMIM粉末の10の定義

ジャーマン先生の本から学ぶ。理想的なMIM粉末が具備すべき10の特徴は表3.1のとおり。

《表3.1誤記訂正》誤:比表面積Sw 正:正規分布勾配パラメータSw

【本文和訳抜粋】このリストは、いくつかの粉末および粉末特性の組み合わせの研究に基づいた複合的結果で、多くの場合、要件は矛盾している。球形粒子は成形が容易で、固形物の充填量が多いことが好まれるが、不定形粒子は脱バインダーのゆがみを軽減する。したがって、PIMパウダーを選択するにはバランスが必要である。Ref:  Injection Molding of Metals and Ceramics by R.M.German & A.Bose (1997) P57

【珈琲ブレイ句】
この表が1997年に発表されていることに驚きを覚えます。当時はカルボニル粉とガスアトマイズ粉末が選ばれていたことが想像できます。その15年後に、日本の水アトマイズ粉末メーカーの技術開発により、不定形の水アトマイズ粉末は理想的な粉末へと改善されていきます。さらに研鑽は継続され、いまでは、収率を上げ低価格量産品を造りまた、微細側に粒度分布をシフトさせ収率を上げ、サテライトも無く、安価な粉末ができるようになっています。日本の技術力が頼もしい限りです。

2019年9月1日日曜日

MIMハンドブックを買ってみた

今年2019年の7月に、MIMハンドブックが出版されています。
タイトルは、Handbook of Metal Injection Molding / Second Edition  /  Edited by Donald F. Heaney

 来年自主出版する本と、タイトルがほぼ同じなので、敵陣視察のため購入しました。

《内容》
頁数636 25章 著者36人の編集本、読み応えがある。すべて英語。
始めに、ジャーマン先生が登場し、知らない先生達の中、三浦先生が25頁執筆されています。もう一人の日本人、近大の西藪先生はマイクロポーラスを担当されています。

【自主出版本の編集方針】
 自主出版本の狙いが、上記の本と被らないので安心しました。
 自主出版本の編集方針は・・・・・・
 ・体験から得たノウハウ(KnowHow)と理論(KnowWhy)の融合で構成する。 
 ・MIM不良対策とMIM製品設計に軸足を置く。
 ・具体的な、生々しい材料開発、製造条件と不良原因との書内リンク構造。
「MIM金属粉末射出成形指南書 Handbook of Metal Powder Injection Molding for Engineer」2020年11月01日 出版予定!! 出版されました。Amazonで購入できます。