MIMバインダーのネガティブな事象。それは安全面の課題を克服する必要がある。 どのMIMバインダーも問題を抱えている。まとめてみた。
【溶媒脱脂】
課題:引火性溶剤の安全管理が必要。引火しない溶媒の廃液・再処理問題。
対策:装置の密閉化、局所排気、防爆仕様、安全管理者による教育・管理。沸点が低い溶媒であれば自家製装置で蒸留再生ができる。
【加熱脱脂、触媒脱脂】
課題:脱脂で揮散するバインダーガスの安全管理。特にPOM分解ガスはホルムアルデヒドである。
対策:排気ガスの完全燃焼。
《珈琲ブレイ句》
他に水脱脂バインダーがあります。これであれば上記問題がかなり低減されます。とにかく水なので安全です。しかし完璧ではなく少し問題があります。それは「廃液処理」。そのまま下水に流せません。それから水なので「錆びる粉末」には相性があいません。でもクリーンなイメージの研究事例では、チタン合金に広く使われています。いずれにしてもこれらのネガティブ事象は、技術でポジティブ変換できます。そして必ず実施して管理を維持すればなんら問題にならないのです。課題を知り適切な対応をすること。
2019年11月22日金曜日
MIMバインダーを復習して感じたこと
今まで当たり前のように親しく付き合ってきたMIMバインダーの面々。改めてその性格や生い立ちを調べてみた。ついでに世の中に発表されている多数のMIMバインダーシステムと比較してみた。
すごいと感心したことふたつ。
「元祖MIMバインダーはよくできている」「新しいMIMバインダーの着眼点がすばらしい」
「元祖MIMバインダーはよくできている」
3つの機能を明確に配合している。成形体の強度を保つ「結合剤(熱可塑性樹脂)」「ポリマーを柔らかくする可塑剤」「成形性を高める滑剤」そして、それらの絶妙な配合比。
「新しいMIMバインダーの着眼点がすばらしい」2つ
・やはり「BASF法」ポリマーだけで構成するは発想が吹っ飛んでいる。
・POMの熱分解性に着眼して一次脱脂工程を省略した「SS系」。
《珈琲ブレイ句》 実は元祖君には、秘密の鼻薬が微量加えられています。これは樹脂の劣化を防止するためです。目的を考えると二つ、「製造中のフィードストック劣化防止」と「リターン材利用による粘度劣化防止」だと考えています。一方BASFでは、想像ですが、ポリマーを共重合等させて、可塑剤や滑剤を不要とする樹脂に変化させていると思われます。名目の「POM+PE」だけでは、再現できないと思われます。
すごいと感心したことふたつ。
「元祖MIMバインダーはよくできている」「新しいMIMバインダーの着眼点がすばらしい」
「元祖MIMバインダーはよくできている」
3つの機能を明確に配合している。成形体の強度を保つ「結合剤(熱可塑性樹脂)」「ポリマーを柔らかくする可塑剤」「成形性を高める滑剤」そして、それらの絶妙な配合比。
「新しいMIMバインダーの着眼点がすばらしい」2つ
・やはり「BASF法」ポリマーだけで構成するは発想が吹っ飛んでいる。
・POMの熱分解性に着眼して一次脱脂工程を省略した「SS系」。
《珈琲ブレイ句》 実は元祖君には、秘密の鼻薬が微量加えられています。これは樹脂の劣化を防止するためです。目的を考えると二つ、「製造中のフィードストック劣化防止」と「リターン材利用による粘度劣化防止」だと考えています。一方BASFでは、想像ですが、ポリマーを共重合等させて、可塑剤や滑剤を不要とする樹脂に変化させていると思われます。名目の「POM+PE」だけでは、再現できないと思われます。
2019年11月16日土曜日
3DプリンターEX-ONE(小田原)を見学した
その工場は小田原の海岸が見渡せる高台にあり、たいへん奇麗な工場(展示)であった。小型機Innoventが3台、HIPER製3D用焼結炉1台。Innoventの1台は出荷調整中とのこと。
高級な金属溶融積層装置(Arcamなど)は航空機や医療などをターゲットにしているが、このEX-ONEは違う。
『鍋釜スプーンを作る』がキャッチコピーである。
すごいです。
国内大企業の研究開発部門に導入されている。MIMメーカーも導入を検討しているようである。見学当日の午前中にはMIM屋の社長さんが来られていたそうだ。
最後にこの会社のよいところ
『3Dプリンターだけを販売してくれる』ところ
だからMIMメーカーに敷居が低い。MIMメーカーが導入すれば、お客様もついてくる。キャッシュレス化PAYPAY戦略に似ている。カード端末不要で敷居が低い、さらにサービス先行逃げ切り独占化。
高級な金属溶融積層装置(Arcamなど)は航空機や医療などをターゲットにしているが、このEX-ONEは違う。
『鍋釜スプーンを作る』がキャッチコピーである。
すごいです。
国内大企業の研究開発部門に導入されている。MIMメーカーも導入を検討しているようである。見学当日の午前中にはMIM屋の社長さんが来られていたそうだ。
最後にこの会社のよいところ
『3Dプリンターだけを販売してくれる』ところ
だからMIMメーカーに敷居が低い。MIMメーカーが導入すれば、お客様もついてくる。キャッシュレス化PAYPAY戦略に似ている。カード端末不要で敷居が低い、さらにサービス先行逃げ切り独占化。
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