ものをづくり技術全体からMIMを観る。
【いろいろな気づき】
・型の転写による工法が多い。MIM自身も成形で転写(一次転写)。
・MIMは精度の高い素形材であるが、IT9級以上は二次加工が必要。
・平面度、角度などの幾何公差は、型の二次転写で確保できる。
・高精度のネジやはめあい嵌合は、二次加工が必要
それは、除去加工でも転造でもよい。転造の方が強度的に有利。
【珈琲ブレイ句】
MIMを素材のまま製品に使うことが理想であるけれど、ニアネットシェープで完ぺきではありません。MIMの販路を広げるためには守備範囲を広げる必要があるのです。そのためには既存技術・工法の複合化が必要です。そう考えるので頭の整理整頓をするために工法分類表を作ってみました。改めて感じるのは、やはり金型は技術の基本であり母性原理の要だということ。もう一つは、やはりAM(3Dプリンター)は、別次元で画期的工法だということ。でもAMには最大の欠点があります。それは、表面あらさが悪いこと、これは技術的に未来永劫改善されないのです。