トヨタが生み出した最強の生産方式を学んだ経験がある。リーン生産方式もトヨタの焼き直しで同義である。豊田社長自らが語るスーパーマーケットのパクリから生まれた大野耐一氏の発明が基本だ。私がMIMの生産への展開をチャレンジしたことは、工程間の仕掛を最少化すること。成形しながら成形体のゲートカット・バリ取りをして溶媒脱脂のトレイに並べる(2人協業)。これで初工程間に停滞する成形体を3個にできる。最短リードタイム3日を目標に掲げた。取り出しにロボットを使うと仕掛が増えリードタイムは必ず1日以上長くなってしまう。また、焼結炉の運転時刻をバスの時刻表のように先に決めておく。その時刻に乗りむことに集中して生産することができる。一番苦労するのは「カンバン」である。金属粉末の購入には、カンバンは使えない。安全在庫を自社内にもつ必要がある。
最低安全在庫(Kg/月)=対象とする商品群(同材質群)の受注予測(個/月)×その総重量(Kg/個)×粉末確約納期(月)
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