MIM-Like AMの中のMEX(FDM、FFF、FPF)の焼結で使う専用ガスADDvance® Sinter250を少し調査した。成分は以下の通り。DeskTopMetal社と協業している。
水素2.9%、アルゴン残、水10ppm以下、酸素10ppm以下、二酸化炭素1ppm以下
【珈琲ブレイ句】水素を添加する目的は「C+H→CxHy」だと思うのですが、メーカーのLinde GmbHのHPを観ると、この混合ガスはステンレス鋼専用で、低炭素鋼や工具鋼は高純度アルゴンを用意しているとあります。この混合ガスは、なんで水素が2.9%と中途半端に少ないのでしょうか。計算では不燃性(非可燃性限界)は、3.1%未満なので、実験的に(安全を担保するために)2.9%になった可能性があります。ちなみに窒素+H2混合ガスの非可燃性限界は、水素5.5%未満です。