現在、MIMで活用されている3つのシミュレーションソフト名を記しておく。
「Moldex3D」 Core Tech System(台)
「SIGMASOFT MIM&CIM」(独)
「Mold Flow Inside」AUTODESK(米)
【珈琲ブレイ句】国内では、先陣を切って実用化研究を重ねた太盛工業が2014年から「Moldex3D」 を採用しています。「SIGMASOFT MIM&CIM」は米国のOptiMIMが採用しています。そして、老舗AUTODESKからもMIMとCIMのCAEソフト「Mold Flow Inside」が発表されています。こちらは日本法人がありますね。
これらのソフトがあれば、金型方案設計前に、流動解析、変形解析を行い「ランナ方案、ゲート位置、ガス逃げの位置、成形条件の最適化、等」を行うことができるのです。
でも「ソフトを買ってすぐに実践で使えるのか?」 当然、多少の実用化研究・合わせこみ(プロパティ調整、チューニング)が必要になるはずです。また、オペレーターとして3次元CAD利用技術者(2級以上)がいてほしいです。
Mold Flow Insideで使うプロパティの一部を記載しておきます。カッコ()はデフォルト値。粉末平均径(10μm)、最大粉末体積濃度(68%)、粒子応力係数Kn(3.0)、流れ方向・垂直方向、カール方向の法線応力(実験値)