2023年9月29日金曜日

MIMのX線検査について参考図

鋳鋼品の放射線透過試験方法 JIS B 0581より


【珈琲ブレイ句】MIMのX線検査に関するJISが無いので、鋳鋼品JISを参考としました。MIMの厚さは、肉厚もので10mm、特殊な大物で30mm程度なので管電圧は300KV以上あればよいでしょう。「透過厚さと識別されなければならない透過度計の最小線径」は、透過厚さの2%です。これらはX線フィルムを使う場合で、X線フィルムの感度の選択問題は残ります(通常ISO100を使っているようです)。また、最近ではデジタルイメージングX線検査装置が主流ですが、どうしてもフィルムより解像度が劣るので、仕様の選定は実物や透過度計でテストして選んだ方がよさそうです。